<障害児を育てる>睡眠障害の苦悩再び
こんにちは。
いつもご覧いただきありがとうございます。
最近まで眠くて眠くて起きられなかったわたしですが、このところ寝てなさ過ぎて眠くならない悪循環に陥っています"(-""-)"
その原因になっているのは、重度知的障害&自閉症の息子1くんの睡眠障害の再発(?)です。
睡眠障害とは
睡眠障害というと夜中に眠れないというイメージがありますが、それだけではありません。
「眠り過ぎ」「一日中眠くて仕方がない」「夜中寝ている間に何回も目が覚める」「いびきが強すぎる」「眠りが浅い」など様々な症状が見られます。
また発達障害児に多く見られるようです。
睡眠障害認定時
息子1くんが睡眠障害と認定されたのは5歳のころです。
そのころの症状は1日中自傷・他傷が激しく常にイライラしている感じでした。
このイライラはおそらく睡眠障害によって「夜によく眠れないので、常に眠さを感じていた」ことと関係していたのではないかと思います。
夜寝つくときには、「眠くなったこと」に対しイライラし、泣き始め自傷する。
自傷行為によって(自分の顔が張れるくらいたたき続けます)今度は痛すぎて眠れなくなります。
また寝付いたとしても、すぐに目が覚め大泣きし始めたり、また自傷行為をはじめたり、外に出ようと歩き回ったり、暴れたりします。
また眠くなるとイライラし始め・・・のエンドレスが2年くらい続いていました。
初めのころは「睡眠障害」ではなく、「寝室の環境」や「日中の活動」が原因ではと考える医師が多かったのですが、何件か病院を回り、大学病院に相談に行ったところすぐに「睡眠障害」の判定が出ました。
睡眠が上手くできないから、日中の活動に支障が出ていたと考えたためです。
睡眠障害の薬の服用
大学病院ではすぐに「睡眠障害」に対しての薬を提案されました。
「同じ睡眠障害といっても、一人一人細かな症状・原因が違います。
何種類も薬があるので、その子にあった組み合わせを見つけなければなりません。
1ヵ月を目安に飲み続けてみて、眠れるようになった日はどれくらい増えたか確認しながら、量や種類を調整していきましょう」とのことでした。
わたしはすぐにきく睡眠薬を出してくれると思っていたのですが、気持ちを安定させる薬と導入剤の組み合わせから始まりました。
ここから1ヶ月に1回、ほぼ1日かかる大学病院での睡眠障害克服のための受診の日々が始まりました。
現在の組み合わせに至るまで(量は成長して体が大きくなったので増えています)まで、約4年かかりました。
睡眠障害の安定
薬を飲み始めてすぐに睡眠障害が安定し、寝るようになったことはありませんでした。
飲み続けて安定して眠るようになったかと思えば、ある日突然泣き叫ぶ日が始まったり、薬によっては興奮する事ばかりだったり。
量を増やせば1日中ぼーっとしてしまい(おとなしいけど、そうじゃない)、飲ませない日を作って調節してもうまくいかない。
薬を飲ませる時間も何度も変えて試行錯誤を繰り返しました。
現在の薬も「定時に飲んだから、その時間にしっかり寝られる」わけではありません。
薬を飲んでも全然眠くならない時もあります。寝付く前に興奮する時もあります。暴れる時もたまにあります。
夜中に起きることは少ないけど、1か月に1くらいは目が覚めています。
でも、日中の自傷行為は激減しましたし、「しっかりと寝ることで、以前に比べ安らぎを得られるようになった」と感じます。
睡眠障害の苦悩再び
息子1くんの睡眠障害が服薬によって安定してから、6年が経とうとしています。
この1年で身長は13cmも伸び、顔や体つきもぐっと大人の男性になってきました。
他の子に比べると、声変わりはまだだし、髭もそこまで濃くないのですが、やはりホルモンバランスが変わってきたようです。
現在の睡眠障害の問題点
最近1か月で寝つきが悪くなったことは、わたしも感じていたのですが、ここにきて顕著になり始めました。
未就学児のころと違い、眠れなくても布団の中(寝室)にいなきゃいけないことは理解しているので、どこかに行ってしまうことはほとんどありません。
眠くなると機嫌が悪くなり、軽度の自傷・他傷することもありますが、そこまでひどくもありません(ひどい時は安定剤を追加するよう医師から指示されています)
また睡眠の途中で目覚めてしまうことは少なくなっています。
しかし、やはり体が大きくなり、できることも増えている息子1くんを一人で夜中に起こしておくわけにもいかず、わたしが起きて寝るのをひたすらに待つ・・・という状況です。
やはり、眠れなかった翌日の息子1くんは目覚めも悪いですし、眠そうにもしています。
睡眠障害再発の改善策は
先日、定期診療があった際、息子1くんの睡眠障害が再発している事について医師に相談してきました。
今回はまだ、眠りに支障が出るようになった期間が短いので、様子見になりました。
(4月という環境の変化の多い時期という要因も考えられるので)
服薬の量に関しても、この状態で増やしてしまう決断はしにくい(自傷も少ないので)とのことで現状維持になりました。
薬の量を増やしてしまったら、少ない量には戻れませんからね・・・(*´Д`)
睡眠障害再発の改善策はいまだ見つかっておりません。
睡眠障害は家族もつらい
睡眠障害は眠れない本人が一番つらいのはもちろんですが、支える側の家族も体力的にも精神的にも追い詰められます。
悩み事があって眠れないのとは少し異なりますが、
眠れない事は確実に冷静さを失わせ、体力も奪います。
おかげさまなことに娘ちゃん・息子2くんはすっかり睡眠障害に対する耐性ができているのか起きません(笑)
母としては救われる部分です(*´Д`)
また、息子1くんの睡眠障害に変化があったらお伝えしていきたいと思います。
同じお悩みをお持ちの方と共感できれば幸いです。
今日も最後までお付き合いいただきありがとうございました。
皆様がより良い睡眠がとれますように~