シングル(未満)マザー ~鏡花水月~

重度知的障害児の中学生(自閉症)ときょうだいとの日々。同じ悩みを抱える誰かが少し明るくなれるように。

<障害児のきょうだい>障害児ときょうだい児の育児で悩むこと

こんにちは。

いつもご覧いただきありがとうございます。

「いいこと」と「よくないこと」は紙一重だなぁと感じることがあります。

人から言われた言葉も「受け取り方」によって、まったく意味は違ってきますから。

大好きな三日月は夜空がにっこり微笑んでいるように見えるのに、

なんだか自信がない時は夜空に笑われているような気持ちにさえなります。

わたしはネガティブ志向と認識しているので、できるだけいい方に考える努力をしているのですが、たまに不安が顔を出します。

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きょうだい児の身に付いたやさしさ

わたしの父が近々入院することが決まりました。

長くなるかどうか、どのような内容になるのかはいまだ不明ですが、家族としてはやはり気になります(;´・ω・)

娘ちゃんの春休み中の入院が決まっているので、部活がお休みの日に(娘ちゃんと息子2くんで)会いに行くことにしました。

「入院しちゃう前に、今のうちにおじいちゃんに会いたい」と娘ちゃんから言い出してくれました。

孫が会いに行くだけでも良かったのですが、もうすぐ父の誕生日ということもありお土産を持っていくことにしました。

残念ながらわたしは仕事が休みではなかったため、娘ちゃんに「お土産買っていってね」と頼みました。

きょうだい児の思考

父は、母と、兄夫婦と孫と同居しています。

その家族構成を踏まえ「一人で食べるものだと、みんなの前だと食べにくい」から「みんなで一緒に食べられるもの」と考えたそうです。

もう一つのポイント「お誕生日のお祝い」なので、ホールのフルーツタルトを購入していったそうです。

父と同居している孫が、ろうそくを楽しんで吹き消してくれるからと、100円ショップでケーキを飾るろうそくまで買ってv( ̄Д ̄)v 

「おめでとう~!って息子2くんとお祝いしてきたよ」と報告してくれました。

タルト自体が小さめだったから、食べないで帰ってきた娘ちゃん&息子2くん。

誰かのために思いを巡らせる、

そんなやさしさを持ってくれてありがとう。

いつも気を遣わせちゃっているのかな・・・

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障害児ときょうだい児の将来

娘ちゃんや息子2くんがやさしければやさしいほど、わたしは不安になります。

自分に自信がなくなります。

離婚すると決めたことも(まだ裁判中なので進展はなし)、別居していることも、

後悔はありません。

子どもたちにとっても、これでよかったと思っています。

でも、これからを考えれば不安になります。

この子たちの望むことをどれだけさせてあげられるのだろうと。

障害児ときょうだい児の母親

「じゃあ、どうする?」わたし自身に問いかけます。

金銭的な不安なら、もっと働けばいいのです。

でも「もっと働く」ことができない。

息子1くんがいる時間は、家から出ることはできません。

息子1くんを息子2くんや娘ちゃんに任せることはできません。

深夜でも、息子1くんは睡眠障害があるため起きてしまう心配、いなくなってしまう心配があるので外には出られません。

お給料のために「転職する」?

現在の職場は、子どもたちの学校行事、息子2くんの通院、ほかの子たちより朝は遅くて帰りは早い登下校時間などに融通をきかせてくれます。

そんなに恵まれた職場が他にあるのかという問題。

「自宅でできる仕事」をする?

息子1くんが触ってしまう恐れが強く内職は難しいです。

状態によってはPC作業も難しい日が続くことも珍しくありません。

眠れなくなったらコンビニに行こうと思うわたしです。

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障害児もきょうだい児も同じ

障害児は確かに健常児に比べ、かける手の数、

サポートする時間ははるかに多いです。

大変だと思うことは、いつもあります。

でも、やっぱり息子1くんは娘ちゃんや息子2くんと変わらず、

かけがえのない存在でこんなにも愛おしいのは事実です。

わたしは「息子1くんを何かの理由にしてしまう自分」が一番嫌いです。

娘ちゃんや息子2くんにしてあげられない理由は「息子1くん」ではないから。

障害児・きょうだい児への願い

娘ちゃん、息子2くんがやさしく成長していくのを感じるたびに、不安になります。

「これからどれだけ我慢させるのだろう」

「人より苦労させてしまうのだろか」

その瞬間その瞬間できることは、一生懸命するつもりです。

それでもどうにもならないことは起きてしまうかもしれない。

障害児のきょうだいをもつ親御さんはみんなそう願っています。

でも、不安になったらそのたびにただ「みんなが幸せでいられるように」とだけ願おうと思います。

答えの出ない思いを一緒に巡っていただきありがとうございました。

皆さんぜひ、少しでもいいので「身近に障害のある人がいるのが普通」と感じて下さい。

ブログに書かせていただき、ご覧いただくことはとても勇気になります。

ありがとうございます

明日はまた明るく、過ごせることを願いたいです。

皆様の「いい日」を心から願っております。