<特別支援学校>部活動に所属しない選択
こんにちは。
いつもご覧いただきありがとうございます。
お花見シーズンが終わっても、心地のいい気候のうちは「どこか行ってみたい」気持ちになります。
超多動の息子1くんを抱えて「どっか行く」のは気軽ではないんですが。
(介助者のわたしと息子1くんの性別が違うので、とっても大変です)
「どっか行きたい」気持ちを原動力に動きたいと思います(・ω・)ノ
できる範囲で(笑)
特別支援学校の部活動
息子1くんの通う特別支援学校でも、中学部以上になると放課後に部活動の時間があります。
娘ちゃんの普通の中学校の部活動とはまるで違い、どちらかというと、小学校のクラブ活動といったイメージに近いです。
1週間に1回(ない時も多く年間20回弱)、決まった曜日の授業終了後の1時間程度の活動をします。
全て運動部で、陸上(走る事メイン)、球技(季節によってサッカー、ドッヂボールなど変化)、器楽(音楽を聴きながら体を動かす)、ダンス(踊ってリラックス)の4種類です。
ルールの理解が難しい子が多いので、なんとなーく、子どもが楽しく体を動かすことが主な目的です(o^―^o)
でも、すごーくすごーく熱心な子たちもいて、部活を楽しみに学校に来ている子もいます。みんな青春時代です!
特別支援学校の部活動は選択制
特別支援学校でも他の中学校と同じ様に、部活動は「どの部活に入るか」は、本人(難しい子は親)の選択で決まります(人数によっては調整が入りますが)
そして、部活に所属するor所属しないのも自由です。
でも、体調不良以外の理由でお休みしても問題ないので、ほぼほぼみんなが部活動に所属します。
昨年度、部活動に所属しなかったのは、うちの息子1くんだけでした(;´・ω・)
もちろん、うちの息子1くんは自分自身では選択することができないので、わたしがした選択です。
特別支援学校は選択できる機会・選択肢をできるだけ多く
先日、息子1くんの通う支援学校では選択する科目が多いことを記事にしました。
これからの息子1くんたちの将来は、健常児よりは選択の幅が狭くなってしまいます。
また選択する機会が少なく、選択自体が苦手な子もいます。
そして、それは、障害児を育てる親も同じなのです。
だから、特別支援学校では親の「こうしたい」という希望に沿って、親も子と一緒に「選択」する機会も多いのです。
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特別支援学校の部活動には保護者(介助者)の協力が必須
部活は放課後に行われるので、部活をしない子や小学部は全員スクールバスでいつもの時間に下校します。そのため、部活後の下校ではスクールバスがでません。
部活が終わって教室に戻ってきたところで、保護者が引取り、着替えて下校するのが原則です。(比較的おとなしい子は保護者の代わりに放課後等デイサービスさんや生活サポートさんなどの介助者にお願いしても大丈夫)
息子1くんは超多動なので、部活動をするとなると、わたしが毎週学校まで夕方お迎えに行かなくてはならないし、その足で息子1くんを預けるためにデイさんに送らなくてはいけません。
それが嫌なのではなく(; ・`д・´)そんなのいつものことです(笑)
息子1くんの下校時間はわたしの勤務時間です。
勤務先の皆さんはいつも、授業参観や懇談会、保護者会活動、急な体調不良に快く「いっておいで」と笑顔で送り出してくれます。(もちろん、勤務時間より早く行ったり、できる事はしていきますが)
だからきっと、事情を話したら「いってきていいよ」「早く上がっていいよ」と言ってくれるかもしれません。
普段からよくしてもらっている人たちに「じゃあもっと」とは言えません。
「できる限りのことはして、役に立ちたい」と思うのです。
「気にしないでいいよ」という思いやりを「気にして」いたいし、
優しくされることが気にならない人にはなりたくないです。
人の優しさにはまって、優しくされるのが当たり前にはなりたくないです。
部活動に参加する・参加しない、どちらも間違いではない
息子1くんを部活動に参加させることは、新たな活動から息子1くんの世界が広がる事です。
何かが学べるチャンスでもあります。
でも、わたしが勤務先に甘えてしまうことは、失業や我が家の生活を脅かす問題になります。
息子1くんにできることはさせてあげたいとは常々思っていますが、できないこともあるんです。きょうだいみんな同じです。
先日いつもお世話になっているデイサービスさんに「今年も部活は参加させてあげられない」と伝えると、
「参加できなきゃダメな親じゃないし、参加したからいい親のわけでもない。
息子1くんを取り巻く世界が、平和であるように選んだお母さんの選択は間違ってないと、僕は思います。
真剣に悩んだのは、息子1くんや娘ちゃん、息子1くんが幸せでいてほしいと思ったからですよね」と言っていただいた。
小学校1年生からお世話になっているデイのA先生。もう8年目です。
13歳の息子1くんの人生の半分以上を一緒にみてもらっています。
今回は一歩踏み出さない選択をしたのも、悪いことではないと気づきました。
最後に
悩んで悩んで出した答えは、どんな結果になるかわからない事も多いですが、悩んで出した答えに後悔はしたくないなと思います。
子どもについて悩むときは、真剣にその子の幸せを望んでいるんですから。
部活動に所属しないという一歩踏み出さない選択に自信を持ちたいと思います。
今日も最後までお付き合いいただきありがとうございました。
皆さまにとっていい日になりますように~