<障害児のきょうだい>きょうだいを仲良く保つ方法
こんにちは。
お休みの日はゆっくり過ごす派ですか?
とことんまでスケジュールを詰め込む派ですか?
子どもたちが大きくなると、各々の予定が増えていくので、なかなかみんなで予定がそろうことはありませんね。
それは成長で、うれしいことなんですけど、一緒だった頃も懐かしいなぁと感じてしまいます。
成長するってそういうこと、みんなが楽しいを見つけて、自分で考えて動くことの積み重ねかなと感じます。
そこまでの道のりには、いろんな人の手があったと、こちら側に立ってはじめて気づく、まだまだなわたしです。
障害児・きょうだい児・家族の休日
先日のお休みは、今年になって初めて4人そろって「特に予定がない日」でした。
誰かが早いと、朝ごはんの用意をして、必要ならお弁当を用意してとせわしない休日が定番なので、予定のない休日はなんだか少しうきうきします。
そして、同時にそのたびに思う。
「お母さん、育ててくれてありがとう!」と( ´∀` )
きょうだい児のやさしさ
「明日はみんなお休みだから、朝寝坊できちゃうね~」と前日の夜、娘ちゃんと息子2くんに冗談交じりに話しました。
「いいよ~。いつもよりゆっくり寝てもいいんだよ」と息子2くん。
「朝ごはん、わかりやすく用意しててくれたら大丈夫だよ」と娘ちゃん。
「ほんと?じゃあ、(レンジで)チンすれば大丈夫なようにしておくから、寝ちゃってもいいかな?」と冗談交じりに聞くと
「それなら全然大丈夫!」と息子2くん。
「ちゃんといつもより寝坊しててね。(子どもたち)みんな起きるまで起きちゃだめだよ!!」とつけたしまでもらいました。
ありがとう。
きょうだい児の障害児に対するやさしさ
翌朝、結局、やっぱり習慣で目が覚めてしまいました(;'∀')親って
娘ちゃんと息子2くん、普段よりは遅起きでしたが、用意していた朝食をチンして朝ごはんを準備してくれました。
もちろん、重度知的障害の息子1くんの朝食を一番最初に用意してくれていました。(起きてすぐにご飯がないと大暴れしてしまうので)
その二人にとっての当たり前のやさしさが、大人すぎて、申し訳ないのと、最高にうれしいのと、複雑な感覚を今日も受け取りました。
純粋に、やさしく育ってくれてありがとう。
本当は手伝いたいとか、起きてしまおうかとか、迷いはありあました。
でも、さすが長年一緒にいる子どもたちです。
わたしが目覚めて様子をうかがっていることに気づいている娘ちゃん&息子2くん。
「ママ、あと30分は起きちゃだめだからね!」とくぎを刺してきます。
子どもたちのやさしさに存分に甘えさせてもらい、サイコーな日の始まりを演出してもらいました。
障害児もきょうだい児も同じくらい好きを伝える
午後はそろって公園にウォーキングに行きました。
息子1くんは休日の小さい子でにぎわう公演は少し苦手なので、ウォーキングコースをひたすら歩くのが好きです。
公園内の池にさしかかった時、三脚を使い写真撮影をしているおじさま方を発見しました。
人懐っこい息子2くんは、興味津々な様子で「なにかいるんですか?」と尋ねます。
おじさまたちの答えは「かわせみがいるんだよ、知ってる?かわせみっていう鳥」
きっと午前中から撮りためたであろう、かわせみの躍動感あふれる写真を見せて頂きました。
素人のわたしたちに丁寧に説明してくれました。
①かわせみは青が美しい鳥で、くちばしが長く、くちばしの色でオスメスがわかる。
(くちばしの下が赤いのがメス、全部黒っぽいのがオス)
②水にすごいスピードで飛び込んで魚を採る。その姿がかっこいい!
③笛の様な高い声で鳴く。よく通る鳴き声。
写真を見せてもらいながら「おおっすごい!」「鮮やかな色~」とすっかりかわせみに魅せられました(^^♪
熱心に教えて頂き、ありがとうございます。
本当に好きなものを伝えられると、こちら側もいつの間にか好きになってしまいますよね。
帰ってからタブレットでかわせみを検索していた息子2くんです(笑)
好きなものに出会えた喜びを分けて頂きました。
ちなみに、わたしにはかわせみの写真は撮れませんでした(´;ω;`)
きょうだいの仲の良さを保つ方法
障害児のきょうだいは、なかなか難しい立場です。
もっと成長したら、わたしには想像もできないくらい苦労をするかもしれない。
けれど、「とても手が掛かって大変なことも多いけど、わたしは息子1くんが大好きで、二人と同じ様に大事です」という思いは、今のところ娘ちゃん・息子2くんにも届いているようです。
大事に思っている想いがずっと二人に感染したままでありますようにと願いつつ、
障害児のきょうだいを心配する親御さんには
まずみんなに「大好きを伝え続けること」をおすすめします。
障害児と障害児のきょうだいが「親に愛されている自信」と「同じくらいお互いが大事」を持ち続けることが、仲のいいまま成長できる方法だと思います。
障害児にもきょうだい児にも大事なことを伝え続ける
見慣れた公園内の風景も、グンと春らしく色づき始めましたね。
花が咲いていないときは、なんとなく通り過ぎていた木々。
花が咲いたときだけ、つい注目してしまう・・・人って勝手ですね~
「いい時だけ注目」してしまいがちなのは、木々に対しても人に対しても似ていますね。
のっている人を見ると「うらやましい」と思うものの、その前後は見ていない事って多いですから。
花が咲いている「いい時」以外でも、同じ場所に変わらず、静かに生き続ける木々。
障害のある子も、きょうだい児も、
大事であることをきちんと伝え続け、
どんな時も変わらずにいられる人になりたいと、思います。
いい時も悪い時も、何もない時も、変わらずに1日1回くらいは笑顔が出る毎日を過ごしたいと願います。
最後までお付き合いいただき、ありがとうございました。
素敵な一日になりますように~。