シングル(未満)マザー ~鏡花水月~

重度知的障害児の中学生(自閉症)ときょうだいとの日々。同じ悩みを抱える誰かが少し明るくなれるように。

離婚訴訟 監護記録で大事なこと

こんにちは。

いつもご覧いただきありがとうございます。

勤務先の近くにある公園も、新学期を迎え、めっきり子供の数が減ってしまいました。

急ににぎやかな声が聞こえなくなると、なんだか寂しいものですね(´ω`*)

 

 

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離婚訴訟、親権をめぐる監護記録

先日も愚痴りましたが(笑)、新学期になると子どもたちの今までの成長記録のような書類が山ほどきます。

今年は新入学がいないので、訂正箇所を埋めていくだけで済みそうですが・・・

同時に、離婚訴訟での提出書類を作成しているわたしです。

親権についても争点になっているので、今までの監護記録だれがどのように子どもを見ていたか)を作成しています。

一人一人別々に作成するので、3倍です(*´Д`*)

今年の4月はちょっと楽に乗り切れる♪なんて考えていたのが甘かったですね~

自分の監護記憶に自信をもって記録する

年表の様に大きな出来事(出生、転居、入学)などをまとめ、そのほか具体的な出来事を書いていきます。性格や現在の状況なども記入します。

この記録を書いてくださいと弁護士さんから言われたとき、わたしは裁判の申立書に書かれた旦那の言葉を一瞬思い出しました。

「妻は、息子1の療育ばかりに熱心にしているふりをして、娘や息子2をほったらかして犠牲にしてる」

否定されることが多い結婚生活だったので、当時はよく言われてました。

自分自身でもまったく子育てに自信はなく(今もですが)、「きっとそうなんだ」「わたしが育てたから、だめにしてしまった部分もいっぱいある」とわたしにも子どもたちにも否定的な感情が強かったです。

ダメな自分をひてできない日々でしたが、別居をして顔を合わせる回数が減るごとに、「あの人に言われていたことが、わたしにとっての真実ではない」ことに1年以上たって気付きはじめました。

できてないところはたくさんある、完璧には程遠いけど、

子どもたちが笑顔で過ごしているんだから、

まあいい感じじゃん


www.strawberrybuffet.work

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監護記録としっかりと向き合い記憶を呼び起こす

でも、ふと不安になったのです。

確かに息子1くんは、いろいろな場面で成長記録を何度も何度も、これからもきっと何度も記入し、話し、未来への計画を立てていきます。

だから、息子1くんのことは「何歳の何か月にこんなことがあった」がすぐに思い出せます。

一方、娘ちゃん・息子2くんはどうかと聞かれると、「何歳の何か月にこんなことがあった」ような的確な記憶はありません。

わたしは本当に息子1くんのことしか見てこなかったの?

障害児のきょうだいが感じる「息子1くんばっかりずるい」をしないようにと願っていたのに・・・

平和な記憶ほどあいまいになりやすいので注意

自分自身に半分失望しながら、わたしは一人ずつの監護記録を書き始めました。

でも、書きだした途端に一変しました。

監護記録の年表を作りはじめると、「引っ越した時、娘ちゃん歩き始めだったな~」とか、「この年の発表会はウサギの役だった」とか、「プリキュアが大好きでお友達と映画に行った」「初めて友達関係で悩んだ時期」どんどん思い出し始めたのです。

息子2くんの「友達との初めてのけんか」や「息子1くんはおれが風呂に入れてあげる!」と急に大人びた日のことまで鮮明になりました。

息子1くんの記憶は衝撃的な、かなりネガティブイメージの記憶が多かったのに、

娘ちゃん、息子2くんの忘れていたと思う記憶は、当たり前と思えるほど穏やかでした。

「障害児のきょうだい」としてではなく、

個々人としての2人をちゃんと見てきたんです。

振り返ったら、ちゃんと子供たちと歩んでいた道がありました。

毎日の平和な記憶は残りにくいけど、「悪い記憶ほど鮮明に残る」って本当だった。

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なんで悪い記憶が鮮明なの?

失敗したこと、よくないことは、「なんでそうなったのか納得できない」から「さらに考える」ので「考えることで思い出す時間が増え」ます。

さらに考えることで「納得できず」「考え」て「思い出す」と繰り返し、シミの様に深く記憶を濃くします。

反対にうれしかった記憶は、わあっと花が咲いたように広がりますが、何回も深く考え続ける事はありません。

障害児・息子1くんの「この子違うかも」という不安から、「診断を受けた」衝撃、どうすれば少しでもこの子の役に立つのか「考えを巡らせた」日々。

その記憶を何度も、たくさんの場面で書類を書き、相談してきました。

きっとこの積み重ねで、息子1くんのネガティブイメージが強い記憶ががっちり形成されてしまったのです。(息子1くんのいい思い出だっていっぱいあるのに)

いい記憶もあるのにもったいない!!

監護記録で最も大事なこと

離婚訴訟は心身ともに疲弊するものです。文字通りすり減っていきます。

だからこそ、親権を主張するのなら、大事なのは「子ども達をしっかり自分の目でみてきた」という強い自信です。

できるなら、普段からの日記があるのがベストですが、続けるのが難しいですね。

わたしは話せない息子1くんの担任を毎日「連絡帳」を通じてやり取りしていたので、その記録をたどりました。(娘ちゃんや、息子2くんの保育園時代のものとか)

日付の残るデジカメのデータなんかもいいと思います。

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「パパとお花見したことないね、ママとは毎年見てるのにきれいだね」と息子2くん

1か月ブログを書いてみて思ったこと

先日ブログを書き始めて1ヶ月が経ちました。

いつもご覧いただいている皆様、本当にありがとうございます。

コメントをくださる皆様、励みになります。ありがとうございます。

ブログを書き始める時に、できるだけポジティブにいきたいと思っていました。

いいことを形に残しておきたいから。

ネガティブ優勢で心が占められてしまうのなら、文字ではポジティブにこれからもつづれたらと思います。

今日も最後までご覧いただきありがとうございました。

皆様に、記憶に残るほどいい日が来ますように~