シングル(未満)マザー ~鏡花水月~

重度知的障害児の中学生(自閉症)ときょうだいとの日々。同じ悩みを抱える誰かが少し明るくなれるように。

<障害児を育てる>食べ物の見た目に対するこだわり

こんにちは。

いつもご覧いただきありがとうございます。

 昨日4月21日は2019年のイースターでしたね。

イースターは毎年日にちが変わるので、わかりにくいですが(*´Д`)

春分の日(3月21日)の次の満月が終わった後の日曜日がイースターに当たります。

なので、遅い時と早い時の差がずいぶんあります。

 

 

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カラフルなウズラの卵サラダを作りました

障害児もきょうだいもイースターを楽しむ

我が家では毎年イースターになにかするということはありませんが、気づいたときは「卵料理にしよ~」くらいは考えます。

娘ちゃんが部活に持っていくお弁当作りもあったので、今年はウズラの卵をイースター仕様でカラフルにしてみました。

イースター色付き卵の作り方

今回はウズラの卵でつくっていますが、普通の鶏の卵でも大丈夫です。

重度知的障害の息子1くんにも手伝ってもらえるくらい簡単で、イースター以外でも使えるので、ぜひ作ってみてください( *´艸`)

1.材料

ゆでたまごを必要個数用意します。

ピンクの卵:紅ショウガの赤い液体

黄色のたまご:カレー粉を少量の水に溶かす(今回はマヨネーズ+カレー粉)

紫の卵:茄子の浅漬けの青い液体

2.作り方

それぞれの液体とゆでたまごをビニール袋に入れ、できるだけ空気を抜いて結ぶ。

冷蔵庫に入れて約30分間おきます(時間が長いと卵がしょっぱくなります)

たまに卵の場所を移動すると、まんべんなくきれいに染まります。

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卵を液体にしっかりつけることがポイントです
3.30分経ったら卵を液体から取り出して、軽くすすぎ洗いする

水を拭きとったら完成!

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これでも可愛いです(*^-^*)

知的障害児の卵料理は見た目にこだわる

今日もビニール袋に卵と液体を入れるお手伝いをしてくれた息子1くんですが、カラフル卵になったウズラの卵は食べません(笑)

普通のゆで卵は大好きで、口の中ぱさぱさじゃない?と心配するほどに食べます。

自閉症でもある息子1くんは、食べ物の見た目にかなりこだわりがあります。

特に万能に変化する卵料理はOKな料理とNGな料理がくっきり分かれいます。

知的障害児がこだわりOKな卵料理

ゆで卵、目玉焼きはいつでもOKな卵調理です。

THEたまごといった、白身と黄身がくっきりと分かれていて、まじりっけのない純粋な卵と言ったイメージからなのか、好んで食べます。

味付けに塩コショウや、ケチャップやマヨネーズを乗せるのは問題ないようです。

また、中華炒めに入っているウズラの卵はほじくり返しても発見して食べたがります。

知的障害児がこだわりNGな卵調理

卵焼き、錦糸卵、オムライスはNGです。黄色なのですが、白身と黄身が混ざっているから卵だとわからないのが原因だと思います。

卵焼きは最後まで残し、錦糸卵とオムライスは卵の部分は外すといった行動をします。

茶碗蒸しはたぶん「変な味のあったかいプリン」、タルタルソースは「異物混入のマヨネーズ」と言った認識です(笑)

また、しょうゆベースのたれに付け込んだ味玉(角煮と一緒に込んだり)は、卵とはわかっているものの白身が茶色く染まっているからか、すごーく嫌な顔をして食べるときと食べないときがあります。

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知的障害児の色付き卵の受け入れ具合

今回は作る工程からカラフル卵を見せたので、受け入れてくれるかと期待して息子1くんに進めてみました(*^-^*)

袋から取り出した時点でも、息子1くんに「卵だね~」というと、うなずいていたので「これは卵」とはわかっていると思います。

知的障害児に卵だと認識させる

洗い流した卵の水を拭きとる際も「卵だからね」と確認したのですが、ここで息子1くんから腕をつかまれてストップが入りました。

ミスがすっかり拭き取れている卵を「もう一度拭いて」というのです。

そう「色が落ちてないじゃん(いつもの白い卵に戻ってないじゃん)」と言っている模様です・・・わざわざ色付けたのに(;´・ω・)

その後、卵を半分に切って「ほら、卵でしょ」と認識させようと見せたのですが、やはり「白身に色がついてる」と違うらしく、全く受け入れてもらえませんでした。

障害児をお手伝いに参加させる

息子1くんは今日つくったサラダは、カラフル卵以外を食べるという最も悲しい結果になりました(笑)

今日のように、障害児がちょっとしたお手伝いをしてくれることは「ありがとう」と言われる機会も増え、「人の役に立った」という満足感も得られる(と思う)ので大事にしています。

障害児のお手伝いは「できればやってほしい」ことから

絶対やってもらわないと困ることをお手伝いにしてしまうと「やってないじゃん」「なんでやらないの?」「もうお手伝い終わったの?」など小言が多くなってしまいます。

また、結局お手伝いしてくれなければ、息子1くん以外の人がしてしまうので「自分がしなくていいのか」と認識されてしまうこともあります。

 なので、息子1くんには「してくれると助かる」程度のお手伝いをしてもらっています。

今日のように料理を手伝う、自分の箸を持っていく、学校の用意をリュックに入れる(息子1くんがするの入れるだけ)などのお手伝いをさせています。

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最後に

少しずつ受け入れられるものが息子1くんの中でも増えています。

 それは親としてとてもうれしいことなので、同じように息子1くんにもうれしいことをわかってほしくてお手伝いを少しさせています。

できないことは圧倒的に多いですが、「できたらホメてあげたいな」と思います。

今日も最後までお付き合いいただきありがとうございました。

皆さんにとって素敵な日になりますように~